川崎三鷹製薬(株)はこのほど、ヒラメのβ溶血性レンサ球菌症予防用不活化ワクチン「Mバックイニエ」(製造元:松研薬品工業(株))を発売した。レンサ球菌症に悩まされているヒラメ養殖業者が少なくない中、ヒラメ初のワクチンが誕生した。
同ワクチンは、(1)幅広い水温において効果を発揮、(2)薬剤感受性・耐性に関係なく、β溶血性レンサ球菌による感染を防御、(3)100mL入りと300mL入りの包装を用意し、使い残しの無駄防止に配慮―等の特徴をもつ。
同ワクチンの概要は次の通り。
【成分及び分量】
ワクチン 1バイアル(100mL)中
主剤 不活化ストレプトコッカス・イニエ…F2K株
不活化前菌数…1×1011CFU以上
保存剤 日局ホルマリン…0.3vol%以下
溶剤 リン酸緩衝食塩液…残量
【効能又は効果】
ひらめのβ溶血性レンサ球菌症の予防。
【用法及び用量】
ひらめ(体重約30g〜約300g)の腹腔内(有眼側胸鰭基部から胸鰭中央部にかけての下方)に連続注射器を用い、O.1mLを1回注射する。
【包装】
ガラス瓶:100mL(1000尾分)
ポリプロピレン性水性注射剤容器:300mL(3000尾分)
■問い合わせ先
川崎三鷹製薬(株)
TEL 0422-46-9193
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