アクアネット1999年3月号目次

【特集】

多様化する産直 Part２
〜個の限界と新たな共同〜

●さらなる鮮度感や“こだわり”を求める消費者ニーズが「産直」へ期待を寄せる。 生産者はどのような戦略とシステムで応えるべきか？

■漁業者にとっての産直戦略
〜生産者と消費者を結ぶ「山海くらぶ」の試み〜
(株)水土舎代表取締役／乾 政秀
■千葉県・千倉南部漁協販売(株)
〜小売店と飲食店の組み合せで、加工品卸から鮮魚の拡販に進出〜
■インターネットで生産者と消費者が直結
〜２年半でアクセス９万件超のタラコ・ホームページ〜
〜ブリやマダイの成育状況をリアルタイムで公開〜
■全国農協食品(株)
〜「大地会」ネットワークシステムで、40万会員が利用する食品通販事業に〜
■らでぃっしゅぼーや
〜有機野菜の会員制システムで、国土の環境保全を目指す！〜
■量販店の“産直”の実態と今後
(株)フレッシュフード研究所代表取締役／奥田 則明

【アクアネットレポート】

■産地ルポ
高成長の全雌ヒラメ種苗を供給！
兵庫県三原郡南淡町／山形屋水産(株)
今期は昨年10月初旬より出荷を開始。秋口には600〜700ｇ、年内にはKg物に。
■現地レポート
養鰻場直送の美味しい蒲焼を手頃な値段で！
三重県一志郡三雲町／松岡養鰻場、三重県四日市市／うなぎ松岡
“一貫生産”ならではの、身質と味付けのバランス

【研究】

新養殖魚ホシガレイの品質評価
近畿大学農学部水産学科／安藤 正史
養殖ヒラメより死後硬直までの時間が長く、鮮度が長持ち。食味でも好評価。

【水先案内】

苦渋のコメ関税化決断〜水産物自由化への対処の指針〜
早稲田大学政治経済学部教授／堀口 健治

【産地】

■連載
こちら魚病研究室(4)
養殖現場では今、寄生虫症が大流行
三瓶湾漁業協同組合・魚病研究室／水野 芳嗣
■連載　アクアネットQ&A;(4)
今後の魚粉の世界的需給は？
東京水産大学資源管理学科／多屋 勝雄
■ニュースフラッシュ
アユ冷水病対策への取組みの現状
〜“湖産アユ種苗関係漁連会議”で若林久嗣教授が講演〜
■連載
イワムシの養殖(2)
三幸水産(株)相談役／前田 芳彦
稚仔生産と中間育成

■季節便り
●アユ／天然仕上げ（半天然）アユ再考
(有)土佐野養魚場／土佐野 治茂
●ウナギ／待ちに待ったシラス豊漁！
おおみすエンタープライズ(株)／松延 一彦
●マダイ／“魚価に反映される魚づくり”を！
(有)久保田水産／久保田 駿

【消費地・流通】

■連載
水産物流通が抱える課題／第３部（産地卸売市場の問題点）
(2)根底にある改革意識の希薄さ
下関市立大学経済部／濱田 英嗣
■連載／列島雑魚譚(2)
仙台雑煮とカジカのジュズコ釣り
まな出版企画代表／中島 満
■鮮魚・活魚市況

【連載】

■栽培漁業を考える(9)
種苗放流と遊漁
東京水産大学資源育成学科／北田 修一
■脱・環境ホルモン社会(7)〜未来の奪回をめざして〜
環境ホルモンと切れる子供たち(下)
静岡大学人文学部社会学科／浜渦 辰二