アクアネット2022年8月号目次
【特集 I 】

油脂をめぐる近況
〜需給逼迫と藻類オイルの実力〜
●食用油も飼料用油脂も、そして燃油も高騰している。天候不順、コロナ禍、ロシア・ウクライナ危機などが背景とされる。水産業と関わりの深い“既存油種”の需給とともに、近年話題の藻類由来油脂の有用性や社会実装に向けた課題を確認する。

養魚飼料用油脂の需給の近況
国産魚油は安定供給、パーム油は反落

ブリ飼料における魚油代替油脂としての藻類ミールの利用性
高知大学教育研究部自然科学系農学部門 教授/深田 陽久

微細藻類の産業利用
〜従属栄養培養の活用〜
宮崎大学農学部海洋生物環境学科 教授/林  雅弘
(株)ラビリンチュラ 研究員/松田 綾子

燃油の需給・価格動向

コラム/主な食用植物油の特徴

コラム/漁業経営セーフティーネットの加入・補てん状況

【特集 II】

魚粉・生餌需給の近況
●養魚用配合飼料の主なタンパク源である魚粉の需給と価格、あわせて冷凍餌料のそれについても確認する。

[魚粉]
ペルーは生産順調も高値に
国産品の存在感増す

[生餌]
輸出向けとの競合強まる
マイワシ水揚地の北上“分配”に影響


【アクアネットレポート】

■現地レポート
特産ウニを核に地域ブランディング
岩手県九戸郡洋野町/(株)北三陸ファクトリー・(株)ひろの屋
●世界市場に向けた高付加価値加工、新たな磯焼け対策も

■消費地レポート
新星、サーモンヌードルの魅力
東京都新宿区/サーモンnoodle3.0
●フレンチとラーメンの幸福な出会い


【産地】

■魚病
国内の養殖ヤマメで初確認された微胞子虫Loma salmonaeについて
東京都島しょ農林水産総合センター振興企画室/井上  僚

■連載 東南アジアで魚を飼う(136)
知って役立つナマズ3種の種苗生産技術−I
〜沈性粘着卵を産むナマズ類とその人工採卵法〜
近畿大学水産養殖種苗センター 教授/瀬尾 重治

■連載
随想-取材手帳からの「水産ニッポン 今昔記」-(17)
漁業から養殖へ(3)
トロールマン回想録から見えてきたこと
佐々木  満

■連載 海の向こうから鱒が来た(13)―西洋鱒移殖小史―
西洋釣魚文化の定着
錦織 則政

■隔月連載 宮城県離島の震災復興の現段階(5)
石巻市網地島
(株)水土舎 最高顧問/乾  政秀

■トピック
河川放流に適したマス類種苗生産とは?
第45回全国養鱒技術協議会

■トピック
“昆虫飼料”によるマダイ養殖の実証試験
愛媛大グループ、魚粉の2割をミールワームで代替

【消費地・流通】

■連載 季節の献立帳(188)〜ワンプレート料理〜
乾炸墨魚(烏賊の巻き揚げ)
料理研究家/田口 道子

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■22世紀の水産業(290)〜第5部 「新しい」水産学と水産業〜
海のマイクロプラスチックの量
東京大学名誉教授/高橋 正征

■エッセイ 自然・魚・漁労(48)
世界農業遺産となった琵琶湖漁業
豊海おさかなミュージアム名誉館長/石井  元

■内水面漁業の未来は明るいか(127)
続々・海産アユのベールの裏側に迫る
富山県農林水産総合技術センター水産研究所/田子 泰彦

■ゆんたく!島暮らし(231)
“不寛容社会”の海遊び
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵

【アクアネットプラザ

■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】




ご注文はこちらのページへ。
 

トップページへ戻る