アクアネット2020年8月号目次
【特集】

「漁港ストック」の有効利用
〜機能集約と適所適材〜
●全国には2800以上の漁港が存在するという。それらの機能の再編・集約化も進むなか、漁港施設の占用や貸付に関する規制緩和が昨年4月になされ、増養殖や賑わいの場としての利用拡大が期待されている。実行に際しての留意点を整理し、注目事例を紹介する。

漁港ストックの有効活用による増養殖等の推進について
水産庁漁港漁場整備部計画課 課長補佐/不動 雅之

「漁港水域等を活用した増養殖の手引き」について
水産庁漁港漁場整備部整備課 課長補佐/山ア 将志

室津漁港の垂下式アサリ養殖
餌料プランクトン豊富な湾奥環境を活用

沖防波堤背後の静穏域を利用したブリ養殖
佐賀県唐津市/(有)玄海養魚

漁港用地の地下海水で育てる「お嬢サバ」
JR西日本による陸上養殖とブランディング

三島食品によるスジアオノリの陸上養殖
漁港用地で「青のり」原料を自家生産

「漁港既存ストック」の利用連携と有効活用
〜中小漁村活性化に向けた圏域的計画論の視点から〜
(株)漁村計画 代表取締役/富田  宏

海と人を結び付ける装置としての漁港
東海大学海洋学部海洋文明学科 教授/関  いずみ


【アクアネットレポート】

■現地レポート
国産養殖ギンザケの価値を高める!
宮城県牡鹿郡女川町/(株)マルキン
●海面養殖・加工の一貫生産、国際エコラベルも取得

■現地レポート
自営のアワビ陸上養殖と衛生管理高度化で異彩
茨城県ひたちなか市/磯崎漁業協同組合
●地元売り主体の「一口アワビ」、活鮮魚は豊洲市場等へ


【産地】

■連載 養殖随想-我が国魚類養殖業の回顧と展望-(4)
養殖魚ブランド化の反省点と今後のあり方
摂南大学農学部食農ビジネス学科 教授/濱田 英嗣

■海外事情
COVID‐19警戒下のタスマニア
イセエビ漁業と市民生活への影響
百野 亜津子

■連載 東南アジアで魚を飼う(127)
コロナ騒動下、日本にいて東南アジアの魚を飼う
〜魚飼いはコロナ騒動をチャンスに変えられるか〜
近畿大学水産養殖種苗センター 教授/瀬尾 重治

■防疫
クルマエビ類の生体防御機構
(国研)水産研究・教育機構 水産技術研究所 養殖部門病理部診断グループ 研究員/稲田 真理

■Pick up
“コロナ前”の成果目標は妥当か?
養殖業成長産業化推進協議会 第5回会合

■トピック
全国養鱒振興協会「令和2年度通常総会」
小堀彰彦会長、武田勝美副会長を再任


【消費地・流通】

■トピック
近大の養殖魚専門料理3号店が東京駅エキナカにオープン
グランスタ東京/近畿大学水産研究所 はなれ

■連載 季節の献立帳(164)〜おひとり様の魚料理〜
真鯛の煮凝り
料理研究家/田口 道子

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■22世紀の水産業(266)〜第5部 「新しい」水産学と水産業〜
日本の水産物の輸入と輸出
東京大学名誉教授/高橋 正征

■連載 内水面漁業の未来は明るいか(103)
アユ釣り、アユ漁の拡大でこの国難の克服を!(続編その1)
富山県農林水産総合技術センター水産研究所/田子 泰彦

■ゆんたく!島暮らし(207)
心の郷土料理
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵


【アクアネットプラザ

■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】




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