アクアネット2020年7月号目次
【特集】

気候変動と水産業2020
〜「適応策」と「緩和策」〜
● 頻発する気候変動の影響に対応すべく、2018年に「気候変動適応法」が公布・施行され、国の“適応計画”も策定された。今年度は第2次気候影響評価が進 められている。漁業・養殖業現場における水温上昇等への「適応策」の具体例、「緩和策」としての沿岸生態系よるCO2吸収効果、それぞれの課題等を紹介す る。

日本における気候変動による水産業への影響評価
(国研)水産研究・教育機構 東北区水産研究所/木所 英昭

異常高水温時におけるホタテガイ養殖生産技術の開発
陸奥湾での取り組み
(地独)青森県産業技術センター水産総合研究所/吉田 達

北海道におけるブリ・マイワシ資源の有効活用への取組み

アコヤガイの外套膜萎縮症状とへい死への対応
三重県での取組み

高水温・低餌料に強いアコヤガイの開発
愛媛県

高温耐性ニジマスの作出
近畿大学水産研究所新宮実験場/稻野 俊直

海洋の二酸化炭素吸収源
ブルーカーボンに関連した国際情勢と国内の動向
(国研)水産研究・教育機構 研究推進部/堀 正和


【アクアネットレポート】

■産地レポート
南三陸町戸倉地区のカキ養殖復興の歩み
東京海洋大学海洋政策文化学科 教授/馬場  治
●密殖解消による生産性向上とASC認証

■消費地レポート
若者が手がける、魚も売る八百屋
潟Aグリゲート/旬八青果店
●都心生活者の心を掴む、オフィス街の対面販売


【産地】

■防疫
魚類の粘膜を介したワクチン投与法
局所免疫も全身性免疫も誘導可能
九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門 准教授/杣本 智軌

■連載
養殖随想-我が国魚類養殖業の回顧と展望-(3)
本来の役割を果たせなかった消費地卸売市場
摂南大学農学部食農ビジネス学科 教授/濱田 英嗣

■トピック
使いやすい補助金・給付金・積立ぷらすに!
自民党「養殖漁業懇話会」でコロナ禍対策を協議

■トピック
2030年にブリ類は24万t、マダイは11万t
養殖業成長産業化施策の成果目標

■新連載 TATS紀行(1)
台湾のサバヒー(虱目魚)団子
概ATSコーポレーション 代表取締役/石井 達雄

■連載 内水面漁業の未来は明るいか(102)
アユ釣り、アユ漁の拡大でこの国難の克服を!(後編)
富山県農林水産総合技術センター水産研究所/田子 泰彦


【消費地・流通】

■Pick up
スクレッティングがオンライン養殖魚料理教室
ステイホーム下の消費活性化支援

■連載 季節の献立帳(163)〜おひとり様の魚料理〜
鮎のビール衣揚げ
料理研究家/田口 道子

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■沿岸環境の再生と機能回復(92)
気候変動への「適応」をどう考えるか?
─瀬戸内海の課題と取組み─
広島大学名誉教授/松田 治

■22世紀の水産業(265)〜第4部 「新しい」水産学と水産業〜
これからの養殖の方向
東京大学名誉教授/高橋 正征

■ゆんたく!島暮らし(206)
ハマシタンを知る
泣Nロワッサンアイランド/植田 正恵

■技術士通信(9)
産地市場向け新型コロナウイルス感染症対応マニュアルの作成
(公社)日本技術士会水産部会/岡野 利之

■エッセイ 自然・魚・漁労(25)
コロナ後に成り立つビジネスモデルは?
豊海おさかなミュージアム館長/石井  元



【アクアネットプラザ

■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■図書紹介
■今月の指標
【編集後記】




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